2009/7/21 火曜日

ソ・ジソブ撮影後記

2009 Summer号で表紙・巻頭の写真を撮ってくれた内田ユキオさんから、ジソブの撮影後記が届いているので、ご紹介しますね。

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変わりやすい天気のために光が落ち着かないことを心配しながら、「日が射していれば最初はここで表紙を撮って、次は向こうに移動して椅子に座っているところを」と段取りを考えていた。さて、あとはジソブが来るのを……と思っていると、後ろに彼が立っていた。

タレントが現場にやってくるときには、スタッフとの会話や足音により、ふつうなら現場に緊張が広がる。スターの華というのは、張り詰めた空気も伴うものなのだ。でもジゾブは、いつの間にかそこにいた。ぼくの戸惑いを気にすることなく、にこっと笑って挨拶をしてくれた。

肩が大きく手足が長くて顔が小さい。ドラマや写真で見るよりずっと大きく感じられ、背筋がすっと伸びているため、187cmあるぼくが見上げるほどだ。握手をすると、ぎゅっと軽く力をこめてくる。指の長い人に特有の包み込むような握手ではなく、意思だけを伝えるようなやさしい握りかただ。

手をほどくと、「さぁ、どうしましょうか」と問いかけるような顔をした。「じゃ、そこに座って。ここは表紙になるかもしれません。そう、そのままレンズの奥のほうを見るように」と通訳を介して伝えると、シャッター音にあわせて少しずつ表情を変えていく。

時間がなかったのでデジカメのモニターを見せることなく撮影を進めていっても、それを求めるふうでもない。気にしていないようだ。写真家という職業をリスペクトしてくれているのだろうか。それとも、自分がどう見えているかではなく、相手の要求にどう応えられているかのほうが、彼にとっては大事なのかもしれない。

通訳が話すときはそちらを、ぼくが話すときは(日本語なのに)こちらを向く。撮影の前に頑張って覚えた「モシッソヨ(素敵です)」を「マシッソヨ(美味しいです)」と間違えたら、ジソブが笑った。

嬉しくて、もうひとつ知っている韓国語「サジン チゴ シップンデヨ?(写真を撮ってもいいですか?)」と続けると、吹き出すように笑い、横を向いて笑いをこらえるような仕草をした。こちらに顔を戻しても、目を細めたまま笑みが残っている。

笑顔がすべてだとは思わないが、いちどでも会話の中で笑いが起こると、表情が本物になる。表面で作ったものではなく、なかから湧き上がった表情になる――ぼくは、そう信じている。

「あなたが撮った写真を何枚か見ましたが、いい写真ですね」
「(写真を撮るのが)好きなことは、好きなんですよ」

昔から、写真には窓と鏡のタイプがあるとされている。それを通して世界を見ようとするタイプと、なにを撮っても自分がそこに映るタイプと。ジソブはおそらく後者だろう。外に何かを求めるのではなく、自分がどうあるか。

蒸し暑い日で汗びっしょりのぼくに対して、彼は最後まで涼しい顔をしていた。撮影を終えてカメラを片付けていると、見慣れない新製品に興味があるようで、手を伸ばしてカメラを取り上げ、ぼくを一枚撮ってくれた(この写真は本誌に掲載)。

自分が撮られているときにはモニターを気にしなかったのに、このときはそのモニターに映る画像をチラッと確認。日に焼けた顔から白い歯がこぼれた。

内田ユキオ
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てなことで、7月25日発売の『韓国ドラマ通信』2009 Summer号には、「photo by JiSub So」というクレジットの入った写真が1点掲載されています。お楽しみに♪

2009/7/12 日曜日

2009 Summer号の表紙・巻頭はソ・ジソブ!

お待たせしました、2009 Summer号のお知らせです。今号の表紙・巻頭はソ・ジソブ。ほかに、クォン・サンウやカン・ジファン、ウォンビン、キム・レウォンなどのインタビューもたっぷりお届けします!

韓国ドラマ通信 2009 Summer ソ・ジソブ

◆巻頭特集:ソ・ジソブ
『カインとアベル』が7月24日からWOWOWで放映されるのに合わせて、ソ・ジソブの独占インタビューを掲載! アメリカで休暇を過ごしてリフレッシュした直後のジソブは、リラックスした様子でこのドラマについてたっぷり語ってくれました。もちろん、写真はすべて撮り下ろし(これがまたステキなんだな^^)。内田カメラマンによる撮影後記は本誌に少し掲載する予定ですが、実はいっぱい書いてくれたので、近いうちにこのブログでもご紹介します。お楽しみに!

◆クォン・サンウ、恋愛映画を語る
『悲しみよりもっと悲しい物語』で久しぶりに涙の演技を披露したクォン・サンウ。低予算映画のため、彼がギャラの一部を投資したことでも話題になりましたが、この映画について聞いたインタビューをお届けします。結婚のことや父親になった感想なども、彼らしい率直な言葉で語っています。movieweek未掲載のカットもあり!

◆カン・ジファン&キム・ハヌル
CMと『90日、愛する時間』に続いて、『7級公務員』が3度目の共演となるカン・ジファンとキム・ハヌル。二人は取材中も息の合ったところを見せてくれて、掛け合いが楽しいインタビューになりました。撮影中のエピソードやお互いの印象など、読み応えあります。二人の自筆コメント入り撮影現場レポも掲載!

◆独占インタビュー満載
5年ぶりの復帰作『母なる証明』が好調なウォンビンをはじめ、8月に入隊が決まったキム・レウォン、『ラスト・ブラッド』で国際派女優への第一歩を踏み出したチョン・ジヒョン、そしてソン・ガンホやファン・ジョンミンといったベテラン俳優、日本でも人気のK-POPスターEpik Highなど、今号も独占インタビューを満載!

◆現地直送のドラマ情報
韓国で大評判になっている『善徳女王』。KNTVで8月29日から放映されるのに先駆けて、このドラマの見どころを紹介します(脚本家のインタビューも掲載)。また、『カインとアベル』『僕の妻はスーパーウーマン(原題『内助の女王』)』『シンデレラマン』など、話題のドラマについて現地直送の情報をお届けします。さらに、イ・ビョンホン主演の『アイリス』については、秋田ロケの撮影現場レポやスタイリストによる各キャストの衣装紹介、エグゼクティブプロデューサーのチョン・テウォン氏のインタビューなどを掲載。必見です!

◆ほかでは読めない映画情報
日本で7月11日に封切られた『セブンデイズ』に主演しているキム・ユンジンのインタビュー、ハ・ジョンウによる『ノーボーイズ,ノークライ』の撮影ノートなど、movieweekならではの記事を掲載。ほかでは読めない映画情報をどうぞ。

『韓国ドラマ通信』2009 Summer号は7月25日発売です。


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